コウキシンの向こう側

三十路女のつれづれ日常フォトエッセイ

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恐ろしい夢

悪夢を見た。小さい頃から熱が下がる時に恐ろしく怖い夢を見た記憶がある。好機な前兆だととらえているが、中々に当事者となっている最中は怖くて汗が吹き出してしまうもの。叫んで家族に心配をかけたことだってある。これは夢なんだ、目を覚ませば元通りだと操れるようになってからはサスペンス映画を見るくらいの気軽さで夢を漂うようになった。
起きてしばらく経つと内容なんて忘れてしまうのだが、昔から忘れられない夢が一つだけある。その人は毎週水曜日か木曜日に決まって私を探しに来た。実家の玄関からスーッと私の寝室まで来てはきょろきょろと部屋中を見回すのだ。いつも「来る!」と感じると布団に包まり隠れていたので見つからず、そこからは何も起きなかったのだがいつも何か恐怖を感じていた。スーツを着たとにかく背が高くガタイのいいその人の顔は「鳥」だった。
一時期ある漫才師が「鳥人」なるネタをしたのを見て、この人だ!と衝撃が走った事を覚えている。未だに記憶の片隅にい続ける「彼」は一体何をしたかったのだろう?何者だったんだろう?これは永遠に解明できそうにない謎なのだ。

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